朝からポテチの【追いつきたいんだ】@nchas3821

ランナー1年生のRun Girls, Run!応援の活動備忘録です

WUG神話の再生産をランナーが語る。 @nchas3821

位置について、こんばんわぐ!👐

 

はじめまして、朝からポテチです。主にランナー1年生として活動しています。これまでニチアサ、プリティーシリーズを渡り歩きRun Girls, Run!に出会い、Run Girls, Run!を知る過程でWake Up, Girls!のアニメ、声優ユニット、ライブに昨年12月に辿り着きました。

 

この記事は「Wake Up, Girls! Advent Calendar2021」の21日目の記事です。

adventar.org

20日目の記事はイルリキウムさんの「WUG駅メロ2nd全19曲のひとことコメントするよ」でした

i-verum43.hatenablog.com

「足し算よりも強く、カケル3倍速で行こう、1×1×───」

今、泣いています

最後の1曲が、カケル×カケルでした。次の記事のバトンを受け取った私がランナーだった偶然と、昨日のライブの感動が込み上げて、泣きました。

Run Girls, Run!にとって最高の日を更新した次の日に、こんな粋なことってありますか……。ありがとうございます、ほんとうにありがとうございます……。ボロボロ泣いてます。

このバトンがランナーである私に繋がった巡り合わせに感極まっています。

尊敬するワグナーさんからのこのバトン、しっかり繋ぎます。

22日目のどらごんさんの記事について、更新されたらこちらにも貼り付けます!

私とWUGの簡単なこれまで

私はいわゆるSSA後のワグナーであり、活動当時のことを知りません。プリパラと恋愛暴君はアニメも観ていてMVも観ていたので、田中美海さん、ユニットもやっているんだ!とは知っていたものの、Wake Up, Girls!というアニメの存在や、その評価、界隈の存在については全く無知でした。2017年10月に、1話放送時まで全く無名だったオリジナルアニメ「ゾンビランドサガ」に出会い、リアルタイムで応援、初めてアニメのBlu-rayを買い、品川のライブに当選し、当日会場でキャスト全員のサイン色紙まで当選し、「ゾンビランドサガを一生推していく」と誓った私でした。が、品川ライブ当時、どうやらリリィ役の田中美海さんはユニットの解散をしたばかりらしいとのことは聞いていたものの、それが何を意味するのか全く分かりませんでした。(なので、SSAに間に合った人たちは本当にすごいんですよ。当時たくさんのワグナーの声があったにも関わらず、私には届いていながら響かなかったのですから。)

田中美海を星川リリィとして推し続けていたので、ワグナーになることは遅かれ早かれ必然だったのかもしれません。私は以前、2021年3月8日にSSA同時試聴会に参加させていただきまして、その際には大変ありがたいことに、したためた記事に多くの反応を貰いました。WUGの話をするとワグナーさんが囲ってくる現象にもだいぶ慣れました。(ワグナーさんすぐ囲ってくる)

 

nchas3821.hatenablog.comWUGのAdventCalendarなどを覗くと、第2章のWUGやワグナーの在り方について、これからWUGを知る人へ、知った人へのメッセージがたくさん溢れていて、新ワグナーの後ろめたさを温かく受け入れる懐の広さを感じます。

私も私の言葉で、Wake Up, Girls!を語りたい。私のように残された映像、文字情報でしか当時を知ることが出来ない人にとって、ワグナーさんの言葉は大変貴重な伝記のひとつです。ですが、解散後にWUGと出会った人にしか見えないWUG像も、あるはずです。

 

ワグナーにとって、WUGはどんな存在だったのか。過去のAdvent Calendarにの登録されたブログからは「人間くささ」「親しみやすさ」といった表現が多く見られました。これは言い換えれば「WUGらしさ」でしょうか。では私にとってのWUG、WUGさんはどうか。ランガちゃんを通してWUGを知ったランナーの私の視点で、まとめてみました。対戦よろしくお願いします。

第2章のWUGさんとランガちゃん

まずは、私がこれまでに見聞きしてきた、元WUGさん7人の第2章の活動のうち、Run Girls, Run!との接点について、触れてみようと思います。7人は3人とどう接点を持っているのか、Wake Up, Girls!Run Girls, Run!の公式Amebaブログを元にこれまでの交流を調べてみました。

※裏付けとして調べ始めたのですが、とっさの思いつきすぎて、まとめるの全然間に合わなかったです。詳細な数字や日付などは後から更新します…🥺😭😢

まず、WUG公式ブログでの検索結果

ランガちゃん:79件

Run Girls, Run!:33件

はやまる:10件

もっちー:13件

あっちゃん:10件

(らんがちゃん:0件)

主に2017年7月30日のワンフェスお披露目、新章、わぐりすらん等の度に7人がランガちゃん3人について触れているようでした。7人それぞれ、「先輩になることの実感がわかない」「堂々として見えた、かわいい」「自分たちのお披露目を思い出した」など、想い想いの言葉をしたためていました。

次にRun Girls, Run!の公式ブログでの検索けっか。

Wake Up, Girls!」件数は80件、「WUGさん」は63件。

他、7人の愛称「まゆしぃ」「よぴ」「みゅーちゃん」「山下/ななみん」「永野愛理/あいちゃん」「かやたん」「田中美海/みにゃ」で検索したところ、およそそれぞれ10〜30件といったところでした。簡単に紹介します。

吉岡茉祐/まゆしぃさん

Run Girls, Run!お披露目の際のブログ(の感想)

まゆしぃさんはちゃんとこういうことが言える人なのがすごい。というかやはり林鼓子が推すだけある。

ランガちゃんとは、解散後、早速2017年4月21日にオールナイトニッポンiの公開収録に参加しています。私も発売中のオールナイトニッポンのCDを買って聞きました!

その後は、2020年2月2日音泉祭りにて

「ことパン」出演のまゆしぃと山下七海さんが音泉女子高生のはやまると共演。

音泉女子高生では2度のゲスト出演(#23 #53 #56)


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Run Girls, Run!のニコ生番組「らんがちゃんねる#6」にゲスト出演。森嶋さんと並んで料理下手な一面を覗かせます。


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直近では、2021.8.5 ニコ生番組「まゆしぃテレパしぃ使えるんですけど? 第8波!」にはやまるがゲスト出演

はやまるにとって憧れの存在であると同時に、まゆしぃにとっては直属の後輩。

子役出身の経緯も同じ2人、2人について、「はやまることをわかるのはまゆしぃだからね」というアドバイスもありました。また、番組内では2人でご飯に行った話も。

ameblo.jp

なんとまゆしぃさんその隙にお会計を済ませておいてくださったんですよ…どこまでもスマート…(感涙)
ぼさっとトイレに行っている間に、まさかごちそうになってしまうなんて、本当に申し訳ないです。。。
そしてありがとうございます😭😭😭
これが噂のイケしぃかァ…と🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️

 

イケしぃ。いつか2人で歌うユニットを実現してほしいです。

田中美海/みにゃみさん

ランナーとしては「みなモード」と「三人四脚自由形」のコラボ回#5が印象的。乱 Girls, 乱!。みにゃみのもっちーのモノマネでずっと笑ってました。

プリパラプリチャンでは直接ユニットの絡みはないが、同じイベントに出演し、何度も共にイベントを成功させています。

はやまるは個人的に仲良しで、2020年8月のプリチャン単独配信イベントの際に、ツイステのフレンドになっている。 

フリート機能が実装されていた間は、林鼓子田中美海久保田未夢のフリッター三銃士(?)が限界オタクフリートを有効活用していたことも。

坦々麺。

 

高木美佑/みゅーちゃんさん

DJとして多方面で活躍中、よくRun Girls, Run!の曲をかけてくれる印象です。仙台アニメフェスでの共演、直近でもアニレヴにてアニメフェスぶりに共演。

omotenasibeatsというDJイベントでも、WUG曲もランガ曲も流してくれてました。愛ですね。

青山吉能/よぴさん

お酒がすき。文才。

特にさんよんのゲスト回が印象的です。

リーダーとしての振る舞い、殻を破るためのピエロ、本当の自分との乖離について、語っていました。

ソロデビュー・アニメ主演おめでとうございます

山下七海/ななみんさん

同じななみとして、WUG新章の頃からあっちゃんと共に在り続けるステキな先輩。

先輩であり、同時にキラッCHUでもあり。「ななピ」にてあっちゃんとのレギュラー番組を2年も続けている。

Run Girls, Run!の番組へは、さんよん#24、らんがちゃんねる#07と、頻度は高い。


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ココどこのゲスト森嶋回も記憶に新しい。実はもっちーとは連絡先を交換していなかったという。

(はやまるとあっちゃんとは交換してた。)(キラッツだからかな?)

あのななみんさんがツッコミに回るほど天然のボケをかましていく森嶋さん、あるいみキャラで勝っていたとも言えます。連絡先は交換できたそうです。

奥野香耶/かやたんさん

らんがちゃんねるゲスト回(#5)で、マイペースさに加えて「小2の9歳」好きでだいぶ印象変わりました。

はしゃぐタイプではないけれどおもしろいひと。また、舞台プロジェクト東京ドールズ(ドルステ)にて、第1章でアヤ役を演じたことも、林鼓子と繋がります。


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永野愛理/あいちゃんさん

らんがの振り付けのお姉さん。グリフェスやバレンタインイベントでのランガちゃんのWUG曲カバーに際し、振り付けを担当。

らんがばんのナレーション担当!全日本らんがちゃんを見守る会。


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舞台プロジェクト東京ドールズ(ドルステ)では奥野香耶に変わって第2章・第3章のアヤ役に林鼓子とWキャスティングされていましたが、休養のため、林鼓子がアヤ役として舞台に立ちました。林鼓子はドルステを振り返る度に、3人のアヤがいること、永野愛理さんの分もがんばろうとしていたことなどを語ってくれています。

WUGちゃんからWUGさんへ

さんよん、らんがちゃんでの山下七海さんや青山吉能さんの発言を汲み取るに、WUGちゃんは初期において、i☆Ris先輩の後輩という印象を払拭せずにいた時代があったように感じます。先輩のi☆Risとは生い立ちもルーツも異なり、アニメのキャラありきの存在だったWUGちゃんにとって、アニメ続編の有無は存続の大きな要因だったはず。映画から始まり、1クール、そして劇場版、その間の配信活動やライブ活動、そして各人の声優活動、タイアップと、少しずつ裾野を拡げていったのだと思います、しかし、当時から製作陣の発言や作品の不運もあったり、その足跡は順風満帆とは言えないように感じました。

リアルタイムで追いかけると、ライブイベント事に一区切り、次の活動がいつまで続くのか、常に先行きの不透明さや、いつ終わるのかわからない不安との戦いが多かったのではないか。いつまでも続いてほしい気持ちもありつつ、いつまでも続くとは限らない、むしろ終わらないユニット活動には、物語も生まれなければ、大きな熱量、カタルシスも生まれないのかもしれない。

結成から4年が経ち、Run Girls, Run!という後輩ユニットができたことにより、彼女たちはそれまでの「後輩ユニット」から「先輩ユニット」という枠に、自動的に「格上げ」されたのだと思っている。

ブログ中や配信内でも多く登場した「先輩の実感はわかないけど」の言葉がそれを如実に表している。

同じような現象がキラッとプリ☆チャン2期にも観測できる。

それまでプリティーシリーズの最後輩(?)であった桃山みらいは、歴代の先輩(物語が完成している)と比較されていた。

つまり、キャラクターが完結されないまま、既に完結した主人公及び作品たちと常に比較されていた。

(長期シリーズ物においてレジェンドが崇められ、リアタイ作品がこき下ろされるのは世の常である)

レジェンドをレジェンドたらしめるの要素は3つ

時間が経つこと:年季が入ることで、樹木の年輪が重なり、太くなる幹のように、作品はその存在強度を確かにする

年功序列のこの国にあって、「産まれてからの歳」が長ければ長いほど、敬われるのは作品も同じなのである

視聴者が年齢を重ねること:作品が放送から10年経てば、当時の視聴者も10年歳をとる。歳をとると、社会的地位も相応に上がり、発言権も大きくなる。可処分所得も往々にして増える。すると、当時思い入れのあった作品が周年で動きがあると、やはり大きく感情が動き、市場も動くし、経済も動く。もちろんその間に当時より多くのファンも増える。

最後に、レジェンドより下の存在ができることで、そのキャラ及び作品に対し、視聴者が下の存在からの敬いの視点を重ねることで、箔が付く現象である。これはキラッとプリ☆チャン2期の桃山みらいの評価の遷移にも見て取れる。1期では初心者としてより上位の存在たちに向かっていく挑戦者の立場であったが、2期では、虹ノ咲だいあにスポットが当たり、1期のような挑戦的な桃山みらいのような人間ではなく、一歩踏み出すことに大きなエネルギーがいる人間、いわゆる陰キャと呼ばれる人種の視点で物語が進む。

そして虹ノ咲さんは桃山みらいに特別な感情を抱いており、尊敬の念も含まれていると感じ取れる。桃山みらいは1期や他のキャラには絶対に見せないとも言えるほどの好奇心というかおせっかいというか、とにかくものすごい距離感の縮め方をしてくる。そりゃ虹ノ咲さんもあれだけ私信を浴びたらひいきするに決まってる。桃山みらいが2期以降視聴者(主にネットの大きなお友達たち)に肯定的に受け入れられたのは、視聴者が虹ノ咲さんの視点を通して、桃山みらいのキャラクターに尊敬の眼差しを送ったから、言うなれば、虹ノ咲さんとのシンクロである。

遠回りしてしまったが、同じような現象がWUGにもみてとれる。

少なくともランガからWUGを知った私のようなランナー兼ワグナー新規勢からすると、

「推しのらんがちゃんがあれだけ尊敬するWUGさんはすごいんだなぁ」とそう思うわけである。

しかし、推察するに、当時の(新章以前の)WUGの世間の評価はまだまだアニメの上澄み(表面的な演出や作画など)や制作陣に引っ張られて、なかなかその良さを全面的に肯定されていたとは言えなかったと思うし、かくいう私も大学生の時、アニメはそれなりに見ていたくらいの人間だったが、Wake Up, Girls!というアニメ、ユニットの名前を目にしたことはあれど、それが世の中に肯定されているとまでは思っておらず、なんかこう、自分の人生とは縁がないものだと思っていた。

完結したWUGの神格化と喪われたWUGらしさ

つまり、(ユニットの)WUGはSSAという「完結した」作品(物語)であり、Run Girls, Run!という後輩の視点が介入したフィルターがWUGを知る入口となっているため、WUGはそれまでの経緯と華々しいゴールまでの過程も含め、不可逆的な結末をもって、「神格化」したといえる。

WUGの「声優ユニットとしての活動」は一旦は幕を閉じたため、歩んできた物語は全て結果を伴った過程として再生産される。物語が綴じられることで、その物語は作品として完結し、評価される。揺らぐこのとのない、不動の評価。2019年3月8日(金)にSSAを埋めたWUGの物語は、良くも悪くも、「終わりよければすべてよし」に収束した。それまでの不遇の経緯、逆境や、終わりの見えない活動(いやむしろ常にいつ終わってしまうかがよぎっていたのではないだろうか)に不安感を伴いながらも、がむしゃらにひとつひとつの活動を積み重ねた結果について、当時最前で同じ道を歩んだ者と、結果を知りながらその過程をあとから追うものでは、同じ情報でも得られる評価が全く異なるといえます。

乱暴に言うと、一度死んだため、不可逆的な死は二度と戻らず、戻らないからこそ神秘的である。

WUGは今評価されている、しかし、当時最後の最後に多くの人を呼び寄せたのはその「神化」の過程に立ち会えるという、貴重な機会のためではないだろか。

多くの人にとって、WUGは終わることが決まっていたコンテンツとして出会い、その「神化」の過程を見届けることが出来るという、壮大な物語を経たため、今なお多くの人によって語り継がれているのだと思う。(それでもそれをわかった上で最後を見届けるべく行動することができたのだから、ワグナーさんはほんとにすごい。)

WUGの復活を望む声が大きいのは確かだが、実際に復活したとなれば、その理由やきっかけ(新作続編アニメ決定とか)次第ではあるかもしれないが、「卒業した意味はあったのか」という声が少なからず聞こえてきそうである。

なぜならその行為は、多くの人にとって、墓を暴く行為であり、死者の愚弄、墓荒らしに近い、一度綴じた思い出を踏みにじるような、死者への冒涜とも言える行為であるのだ。死による不可逆性が孕む神秘性はここにあり、また、WUGの神格化は、復活して欲しいという声と常に矛盾してあり続けるのである。

ではワグナーにとって、WUGはどんな存在だったのか。「人間くささ」「親しみやすさ」といった表現が当時のブログで多く見られました。言い換えれば、「WUGらしさ」でしょうか。では私にとってのWUG、WUGさんはどうか。私にとってのWUGさんは、ランガちゃんが先輩として評価するWUGさんに他ならず、“憧れ”そのものです。つまり、完成された物語であり、そこには親しみやすさや仲良くなれそうな距離感はありません。二度と会えない、雲の上のような存在です。BtBの影響も大きいかもしれない。ランガちゃんが憧れ、追いかけるWUGさんのすごさはまるで伝説のようです。そして、ランガちゃんを通してWUGを知ったランナーの私が、WUGの存在をか(勝手気ままに)語る。こうしてWUGの物語は再生産されていくのではないでしょうか。

 

(蛇足)ワグナーとランナー/古参と新規のあるべき姿

ランナーからみてワグナー(兼ランナー)は、ざっくりいうとおじさん(年齢ではなく概念としての)である。

ここでランナー(いわゆるプリチャンまたはその他出演、タイアップ作品からRun Girls, Run!を知ったランナー)のことをPランナーと表記してみる。

同様の表現としてワグナー兼ランナーはWランナーと表記する。

Run Girls, Run!の特異な生い立ちとして、既にファンがいる続編アニメの劇中内の声優ユニットとして、ファンに直接見守られる形で、デビューした経緯がある。つまり、おそらく通常であれば世間の目には届かないはずの(語り手がいない)状態が限りなく短く、初期の初期の活動を今なお多くの人が当初から語り継ぐことができるユニットなのだ。これは後続のファンにとってとても嬉しいことに他ならない。

対照的な存在がi☆Risである。既に9年前にもなるが、プリパラ以前のi☆Risを語れる人のうち、現在もi☆Risの界隈に残る人は少ないだろう。i☆Risというユニット独自の活動の遍歴と、その長さを理由に、他界したオタも多くいるだろうことは肌で伝わる。(本人たちがネタにするくらいには)

とはいえi☆Risも様々な逆境を乗り越え(プリパラの放送終了、武道館後の落ち込み、コロナ禍、ずっちゃんの卒業など)、さらに多くのファンを獲得し今に至る。10周年イヤーもこれまで以上に精力的に活動し、まだまだ裾野を拡げてくれるであろうことが感じられる、とても推しがいのあるユニットである。

話を戻すと、PランナーにとってWランナーは一言で表すと、古参である。私の周りで、Pランナーより新参の元ワグナーはあんまりいない。いてもいいとおもうのだけれど。というかこのブログはその人へ訴えるためのブログだったりする。私はランナーになったこの一年、Wランナーさんたちの温かい雰囲気に迎えられて過ごしたし、私にとってランガを知ることはWUGを知ることに他ならなかったので、今や直接知ることの出来ないWUGの伝説(ほんとに伝記を聞いてるかのよう)を聞けることはとても嬉しかった。

一般的に、新規にとって古参は目の上のコブであり、上から目線で何様なのだと厄介な存在に扱われる。反対に古参にとっては、自分たちが育てた推しを食べ散らかす(?)ような新規の厄介な振る舞いは、自分たちの連帯感を邪魔されるような感覚にもなるのやもしれない。その対立は普遍的にどこにでもあるのだろう。

しかし私が思うに、この両者は常に互いを尊重しあって然るべきだと思っている。

なぜなら古参にとって、推しを応援する理由は推しが売れるために他ならず、売れるとはすなわち、多くの新しいファンが付くことそのものであるため、古参にとっては新規のファンが増えることこそ、その使命の達成に他ならないはずなのだ。(一部の自己中心的な人を除いて)

かたや新規にとってみれば、自分が推しに出会う時というのはいつだって「その時がベストタイミング」であるし、そんなふうに知ることが出来るほど推しの活動が自分の認知する世界に届いたのは、他ならぬその時のファンたちが推しの活動を応援していたからだし、その人たちがいなければ活動はとっくに終わっていたかもしれないのだ。新規からすれば、古参の方、これまでありがとうなのである。(過去の話がいろいろ聞けるのまぁオマケみたいなものなのだけれど、私は好きだったりする。)

新規の人はそれまで古参の人たちが積み重ねてきた現場の雰囲気は敬意をもって尊重すべきだと、私は思う。

また、古参と新規という認識は、あくまで互いの主観から相対的に発生する概念でしかなく、その定義は人により映ろうものだ。かつての新規は少しづつ古参へと変わりゆく。現在ランガちゃんが力を入れている、各々の配信活動でも新規の方はちらほら見かける。ライブが再開すれば、これを機にRun Girls, Run!の楽曲に触れる人も多く出てくるだろう。(先日の東京公演にて、ライブ初参加の人の数の多さを観て、それを確信した。)

私は今年ランナー2年目となる。2年生である。これからもずっと「追いかけたいんだ」の謙虚な気持ちでいたい。もしこの先、私の活動や熱意に触れてくださった人と新しく出会えたその時には、私は推しの努力にあらためて敬意を表し、新たな同志を快く迎え入れるだろう。

さいごに:Run Girls, Run!4thAnniversaryLiveがすげぇので配信観て

さいごに、この動画を、ダイジェスト映像を、観てほしい。


www.youtube.com

4:23、無限大ランナー!!!

5月のリリース以来、延期となったこの4周年ライブまで大事に大事に披露の機会を待たされていた、カケル×カケルの系譜の第3曲目。これが今のRun Girls, Run!の全てである。Run Girls, Run!の物語は今まさに紡がれている。加速している。

私がこの日この時間にWUGちゃんのことを語った理由は、ここにある。WUGの物語は既に完結した。再生産が進む中、二度とあの時の感覚は追随できない。どれだけ遺された情報を、映像を追っても、知っても、当時のソレとは全く違うと言ってもいい。それらはWUGの物語の再生産であり、神格化に他ならない。

大事なのは今である。今とはどこか、誰か、Run Girls, Run!である。

どうか、この映像が気になったら、配信も買ってほしい。26日まで観れる。

もっと遠くまで届けたい歌があるから……。

せめてRun Girls, Run!のかつての姿を知っている人にだけでも、いま、5年目のRun Girls, Run!の凄さと進化を知って欲しい。

その堂々としたパフォーマンスには、WUGさんの背中を追いかけていたかつての姿はもう見当たらない。

ファンを魅了するパフォーマンス、4年間で培ってきた楽曲の数々、課題であった真面目さは、この2年でとっくに殻を破っている。

はじまりの曲、カケルの系譜は「追いつきたい」から「悔しさ」へ、そして「新しい道の先へ」と進み、Run Girls, Run!の物語は唯一無二のものとなった。

前回の単独ライブが2019年の2ndライブであり、配信も円盤も残っていない(らんがばん#9にダイジェスト映像があるのみ)。

そのため新規ファンになったほとんどの人にとって、Run Girls, Run!4周年ライブが初めての単独ライブ参加となる。

つまり、これからRun Girls, Run!の活動が長くなっていくにつれ、「4周年ライブに参加した新規勢」はもはや古参扱いとなるのである。

何が言いたいかと言うと、「これからどんどん人気になるから、今のうちに古参になっておきなよ」だ。

これからのRun Girls, Run!において、4周年ライブは今の実力の全てを詰め込んだ現時点でのRun Girls, Run!の全てであり、これから先の活動において、この4周年ライブが再スタートとなる。

配信もある。円盤化も決まった。ミニアルバムもある。Run Girls, Run!の運営が本気で駆け出し始めた。

これから続くRun Girls, Run!の大躍進が、「4周年ライブから勢いが変わったよね」と語られることになる。

今が物語のターニングポイントであることは間違いないので、少しでも多くの人にみてほしい。

そして、今この時にどれだけ多くの人に見てもらえるか、気づいてもらえるかで、Run Girls, Run!の今後の方向も大きく変わるといっていい。

つまり、あなたが配信を観れば、Run Girls, Run!はより大きくなるし、あなたがその一歩を躊躇えば、Run Girls, Run!はそれまでである。

正直、この4周年ライブの配信を観て心に響かなかったら、もう諦めてもいい。

ダイジェスト映像を観て、少しでも「いいな」と思って貰えたら、Run Girls, Run!に可能性を感じたら、一歩を踏み出して欲しい。

もう全然ブログのタイトルと違う話してるけど、WUGの物語を語るブログの最後にRun Girls, Run!の物語を語ってもいいよね。

かつて綴じた物語に思いを馳せつつ、その魂を継承して走り続けている3人の第2章を、一緒に見届けてはくれないだろうか。

 

ランナー1年生から、尊敬するワグナーさんたちへの切実な願いでした。

 

ありがとうございました。