朝からポテチの【追いつきたいんだ】

ランナー1年生のRun Girls, Run!応援の活動備忘録です

コロナ禍という大河を共にし、味方につけた唯一無二の伝説のアニメ“ゾンビランドサガリベンジ”

 

 

 

 

 

 

ゾンビランドガリベンジ、全12話の放送が終了した。

ゾンビがアイドルをする、という現実離れしたファンタジー設定を土台にしながら、

ご当地アイドルものの熱量を閉じ込めた物語の1期。

2018年の秋、誰もがRe:ゼロや他アニメに注目していた中、

ゾンビランドサガはそれまであえて隠していたベールを1話の18秒で脱ぎ、センセーショナルなデビューを飾った。

自分も口コミで1話を知り、2話からリアタイした口だ。

ゾンビランドサガが2期で描いたテーマは“リベンジ”それはおらぼうライブでの決定の報の時にはあまりの内容の無さに誰もが笑い飛ばした“おふざけ”でしかなかったわけだが、奇しくもこのテーマは2020年以降から1年間続いた、コロナ禍による激動の世の中を色濃くアニメ世界にも反映した。

そう、ゾンビランドガリベンジはコロナ禍をも内包し、物語に仕立て上げ、昇華したのだ。

しかし、思い出して欲しい。

アニメ2期が発表された7月のライブでは、“リベンジ”の言葉こそあれど、

いったいゾンビランドサガが、フランシュシュが、佐賀が何に対してリベンジするのかなど、誰も分かっていなかった。

それどころかいつものふざけた内容のあまり内容な告知に、ただ笑っていただけであった。

しかし、ゾンビランドガリベンジが描いたのは他でもなく、今…“現代”であった。

逆境に敢えて寄り添い、リアルタイムになぞるように、“フランシュシュ”のリベンジを重ねた

いま娯楽が二の次に扱われ、エンタメ、芸能、音楽、文化、様々な楽しみが押さえつけられている。

その時代ももしか、もうあと少しで過去の時代となりかけている。1年間と少し、先の見えない塞がれた時代にすっかり遠くなってしまったあの爽快感を、熱狂を、フランシュシュが代弁し、アニメと、現代とで相互に補完しあい、世界に感動と熱狂を、カタルシスを見せつけてくれた。

 

 

私が12話で最も感動したシーンはどこか。

サキのラジオのシーンだ。

劇中のセリフだったが、あれがゾンビランドサガが作品を通して最も伝えたい言葉…作品の核心に思えた。なにより、あの言葉は二階堂サキ、そして田野アサミさんの言葉そのものだ。ライブの時には、いつも私たちにアツい言葉を恥ずかしげもなく投げかけてくれる、あの言葉だ。胸が熱くなった。涙を流した。コロナ禍では災害や非日常という感覚は次第に麻痺して薄れてしまっているが、3.11を思い出した。(自分は中2だった)災害を経験した時のあの感覚。非日常。電力もインターネットも使えない状況で、(まぁスマホすら持ってなかったけど)本当にラジオしかない時間。避難所。あの時間を思い出した。(茨城は東北三県の次に被害が大きかったんですよ)(あまり大々的に報道はされてなかった)

 

 

 

アニメとキャストのフランシュシュ

多次元に渡る相互補完(ハイパーリンク)

 

これはゾンビランドサガに限らず多くのメディアでみられるとは思うのだが、1期のライブを受けて、キャストがフランシュシュとしてアニメをなぞり、ライブを続けてきたのち、2期ではキャストが歌い、演じたフランシュシュが様々なカタチでアニメに取り込まれていた。この相互補完がたまらなく好きだ。

いわゆるハイパーリンクというやつであるが、2.5次元や、アニメ準拠には留まらない。

例えば、アニメ内でフランシュシュが歌った歌に加えて、主題歌(OP、ED)をキャストが披露したり、2番まで振り入れするわけだが、2期では1期ED「光へ」の披露、「輝いて」、「目覚めReturner」の間奏〜Dメロの振りなどが、キャストのライブでの演出披露が、アニメに落とし込まれている。

しかし、この相互性は製作側で意図して行えるわけで、ゾンビランドサガ、そしてフランシュシュが真の意味でハイパーリンクしたのは、中止となった、伝説の幕張ライブそのものである。

 

ゾンビランドサガ2期の構想がいつから練られていたのかはわからない(これからインタビューでわかるかも)が、少なくともこの2020年3月8日のライブの中止はコンテンツの存続にも大きく影響しただろうし、実際ゾンビランドサガはここで何かしらの情報解禁や、コンテンツのスケールアップを考えていたはずだ。その後1年間、年明けまで、ゾンビランドサガは “あえて”沈黙していた。この間、2期の製作をずっと進めていたのだろう。なんらかの技術で蘇ったゾンビィたちがサガを救うご当地アイドルとして奮闘する……そんな誰が応援するかも分からないオリジナルアニメだった1期に比べ、2期はこれまで以上に地に足の着いた展開だったように思う。(借金だって半ば嘘ではないかもしれない)まぁたえちゃんのボートレースで借金チャラはなかなかご都合だったけど、それもまた伝説のたえちゃんここにありと言った感じだ。

2期はドン底、振り出し、各キャラの奮闘、掘り下げだった。

中止となった幕張ライブはコロナ禍の影響だったが、劇中内のエキスタライブ爆死は幸太郎のプロデュースミスによるものだった。しかし11話、佐賀が突然の洪水に襲われる。これは唐突かつなんの脈絡もなかったものだが、そもそも災害に前振りも脈絡もクソもないのだ。天災は常に理不尽と共にあるし、劇中内では佐賀の呪いと描写してもいたが、やはりそれも予想できたものでは無いと言える。そして奇しくも劇中内での災害時の復興チャリティーという物語が、現代のコロナ禍での復興、鬱憤として塞ぎ込んだ時代へのカタルシスと重なる。

現況は刻一刻と変化している。

おそらく3月までには制作が完成しており、4月から放送が開始されたが、5、6月とものすごい勢いでワクチン接種が始まり、オリンピック開催による感染拡大をを懸念としつつも、いつ終わるともしれなかったコロナ禍は令和3年をもって収束しそうな見込みである(これも勝手な楽観主義であるが………)

先の時代がどうなるか分からない中、むしろこの塞ぎ込んだ時代にようやくおわりがみえてきた流れで、

最終話でのエキスタライブ大成功と、10月の幕張リベンジライブの報である。

このハイパーリンクは、意図してできるものではない

世界を飲み込む情勢、あらゆる運命を味方につけ、動き続けた者たちに女神が微笑んだのだ。

私が感動したのはこの時代に産まれた奇跡に涙した。いつ終わるか分からなかった暗い時代を共に歩み、作品が産まれた矜恃を時代に提示したゾンビランドサガという作品の持つパワーと、それを見事に為した人たちへ、溢れんばかりの感謝と感動の拍手を送りたい。

 

 

 

 

(追記) 

7/4、リベンジライブの円盤を鑑賞しました。

2期を経て…より強い意味を持って返ってきたんですね……

泣きました……。

ゾンサガリベンジが、2期を経て、この時代へのrevengeを歌うコンテンツに昇華したんですね。これ、その時の記事です。

nchas3821.hatenablog.com

 

さいごに  

 

 

これだけ時代という大河に翻弄され、

そしてその大きな流れを味方にしたゾンビランドサガ

だが、

おらぼうライビュで流れた待望の2期発表のキックオフムービーを覚えているだろうか

 

今一度、振り返ってみる

 


www.youtube.com

 

 

I have a dream.

 

湧き上がる人々で佐賀が埋め尽くされ、

 

共に復讐の歌を高らかに歌う日がくるという夢が
 

これは………

 

まさに最終話そのものではないか

 

あれだけ大きくうねった流れがここに辿り着くとは…

 

やはり、ゾンビランドサガは“伝説”と形容するに相応しい……

幕張ライブ楽しみなんじゃい

 

おわり。

 

感想思いっきりぶちまけてください、受け止めます、悦びます。

 

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